のどに魚の骨が刺さった
魚の骨がのどに刺さった場合
魚の骨がのどに刺さることは、よくある経験です。ほとんどの場合、小さな骨は自然に抜け落ちたり、咳と一緒に排出されたりします。
緊急性について
- 自然に脱落することがほとんど: 魚の骨は、唾液や食べ物と一緒に自然に脱落することがほとんどです。多くの場合、緊急性はありません。
- 痛みは続くことも: 骨が取れても、痛みや違和感は数時間から半日程度続くことがあります。
- 翌日以降に受診を検討: 一晩寝ても症状が改善しない場合は、翌日に近くの耳鼻咽喉科クリニックを受診してください。(翌日が休日の場合には休日診療所を受診してください。)
家庭での対処法
- 無理に取らない: 無理に指やピンセットなどで取ろうとすると、かえって骨を奥に押し込んでしまったり、粘膜を傷つけてしまうことがあります。
- うがいをする: 軽くうがいをすることで、骨が取れることがあります。
- ご飯を丸呑みしない: ご飯を丸呑みするという民間療法がありますが、医学的な根拠はありません。かえって骨を深く刺してしまう可能性もあります。
医療機関での治療
- 耳鼻咽喉科を受診: 専門医が、内視鏡や鉗子などを使って、安全に骨を取り除きます。
- 麻酔: 必要に応じて、局所麻酔や全身麻酔を行うことがあります。
予防策
- よく噛んで食べる: 食材をよく噛んで食べることで、骨が刺さるリスクを減らすことができます。
- 骨の多い魚に注意: 骨の多い魚を食べる際は、特に注意が必要です。
その他
- のどの違和感や痛みは、魚の骨以外にも、様々な原因が考えられます。症状が続く場合は、自己判断せずに、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
(お困りの際は、当院までご相談ください。適切な対応をさせていただきます。)