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耳管機能不全(耳管狭窄症、耳管開放症)

耳管狭窄症

  • 耳の詰まった感じ(耳閉感)
  • 難聴や聞こえの悪さ
  • 耳が抜けにくい(飛行機や高低差のある場所で耳が痛くなるなど)
  • 耳鳴りや、場合によっては滲出性中耳炎を伴うこともある

耳管開放症

  • 自分の声がこもって聞こえる、自分の声が響く(自声強聴)
  • 呼吸音が耳に伝わり、不快感がある
  • 体位によって症状が軽減または増悪する(横になると楽になるなど)
  • 多くの場合、痛みは伴わない

3.原因

耳管狭窄症

  • 慢性的な鼻炎や副鼻腔炎に伴う粘膜の炎症
  • アレルギー性鼻炎による粘膜の肥厚
  • 鼻や咽頭周囲の腫瘍・ポリープなどによる圧迫
  • 外傷や先天的形態異常など

耳管開放症

  • 急激な体重減少や脱水によって耳管周囲の組織が薄くなる
  • ホルモンバランスの乱れ(妊娠、更年期など)
  • ストレスや疲労、過度なダイエット
  • 鼻咽頭周囲の手術後など、稀に器質的要因も考えられる

4.診断

  • 問診・視診:耳が詰まる感覚や自声強聴の有無、体位変化での症状変動などを確認します。
  • 耳鏡・内視鏡検査:耳管や鼻咽頭を直接観察して、狭窄や開放の程度、炎症・腫瘍の有無などを調べます。
  • ティンパノメトリー(インピーダンス検査):中耳の圧力を測定し、耳管機能を評価します。
  • 耳管通気テスト:耳管に空気を通して、空気の通り具合や耳の痛みの程度などを確認します。
  • 聴力検査:難聴の程度や耳鳴りの有無を把握します。

5.治療

耳管狭窄症

  • 薬物療法:アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎を治療するための抗アレルギー薬、点鼻ステロイドなど
  • 耳管通気:耳管に空気を送って通りを改善させる処置

耳管開放症

  • 生活指導:十分な水分摂取、体重管理、ストレス軽減
  • 薬物療法:漢方薬による薬物治療が選択されます
  • 手術:重症例では、耳管開口部を閉鎖・縮小する手術を行うことがあります
いずれの疾患も、早期に適切な診断と治療を受けることで、症状の軽減や改善が期待できます。耳の閉塞感や自分の声の響きなど、気になる症状がある場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診して原因を特定し、適切な治療方針を立てることが重要です。
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